改憲発議を許さない!平和・いのち・くらしをみんなの力で守りましょう!
5月19日、「総がかり行動実行委員会」と「9条改憲NO!全国市民アクション」が主催する国会前行動が行われ、「憲法改悪を許さない全国署名」(前文改定版←クリックしてご活用ください)が国会に提出されました。第一次の署名集約数は62万2403筆です。この署名は2021年11月に呼びかけられ、約半年の間コロナ禍でいろいろ行動が規制される中、全国の仲間の努力により集められました。署名の取り組みは現在も継続しています。
世話人会は、この署名を1月末から賛同者の方に幅広く呼びかけ、ご家族・知人・地域で集められた署名は、5月6日現在251筆となりました。 ご協力に感謝いたします。4月21日、『全国革新懇・東京革新懇のロシアのウクライナ侵略に抗議し、改憲阻止を訴える合同宣伝』にて、あいおい損保職場革新懇のメンバーが署名を訴えていると、「革新懇って何ですか?」と聞かれ、「平和を求める団体です」と答え、署名に協力してもらった事もありました。
5月3日に開催された「改憲発議許さない!守ろう平和といのち・くらし2022憲法大集会」(於:有明防災公園)は3年ぶりの大規模な集会となり、1万5千人が参加。「損保9条の会」の仲間も数多く参加しました。集会では、立憲野党の力強い「改憲阻止」の訴えがあり、「憲法を生活の場で生かそう」の市民のスピーチに共感出来ました。ロシアの侵略とそれに乗じた改憲論に抗議する「ウクライナ特別アピール」が採択され、また同日は全国で様々な憲法集会が取り組まれました。
市民連合・上智大学国際教養学部教授の中野晃一さんの連帯あいさつに大変励まされましたので、ご紹介します。『朝日新聞の世論調査では「一番優先すべき課題は」の問いで憲法は2%、景気、福祉、教育・子育てを合わせると68%で多くの人は改憲を望んでいません。戦争防止のために双方の国が抑止一辺倒だと軍拡競争になります。9条を守り先に攻めるつもりはないという「安心供与」をして、初めて安全保障政策として成立します。まずは参議院選挙からです』
ウクライナでのロシアによる残虐な行為の報道を見て、憲法9条(戦争をしない・武力を持たない・他国へ侵略しない)では日本が守れない、不安だとの声も多く聞かれます。与党や維新、国民民主はその不安を煽るように、「憲法審査会」で9条改憲を競いあっています。9条を掲げるだけではなく、9条を守り生かす「外交」が大変重要だと思います。岸田政権にはそのような外交努力が見えてきません。「憲法9条不要論」、「反撃能力」と言い換えた「敵基地攻撃能力論」では「軍事力対軍事力」の悪循環となり、国民のいのちが守れない事はロシアの悲惨な侵略行為をみても明らかではないでしょうか?
またとてつもない大軍拡のために軍事費を5年以内に2倍にしようとしています。岸田政権は5月23日のバイデン米大統領との会見で大軍拡を表明するなど、到底許されるものではありません。11兆円の財源をつくるために、社会保障費の大幅削減や消費税の大増税となる事も指摘されています。軍拡ではなく国民の生活を守れと声をあげていきましょう。
「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」(←クリックしてご活用ください)は、5月20日に日本原水爆被害者団体協議会から岸田首相に対して90万1554筆の署名(2022年4月末までの集計分)が提出されました。あいおい損保職場革新懇の署名は5月6日現在315筆となり、次期の集計分として提出しました。ご協力ありがとうございます。自民党の一部や日本維新の会の「核共有論」(アメリカの核兵器を日本に配備し共同運用)は、多くの方の「核兵器の禁止」の願いを踏みにじるもので、唯一の被爆国の政党なのかと抗議の声が上がっています。
世話人会では、改憲をめぐる情勢を学び、それぞれの思いを共有し、「改憲発議をさせない、平和・いのち・くらしを守る」行動を継続して行こうと意思統一しています。 世話人会の情勢討議で共有させて頂いた(損保のなかま→トップページ→アーカイブ(先月号以前)から2022年5月号をクリックしてください)に掲載された日本体育大学教授清水雅彦さんの「憲法を変えてはならない3つの理由」をご紹介します。
私たちは『安倍改憲』を国民の世論と様々な運動で阻止してきました。2019年の参議院選挙では改憲勢力の議席を3分の2以下にし、改憲発議をさせなかった力があります。来たる7月の参議院選挙では引き続き改憲勢力を3分の2以下に抑え、平和・いのち・くらしを守りましょう。
次回の投稿は、世話人会の「参議院選挙アピール」を掲載したいと思いますので、是非ご一緒に考えていきましょう。
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