2022年9月7日水曜日

安倍元首相の憲法違反の国葬反対! 

臨時国会を早急に開催し、いのちと暮らしを守れ!

 月参院選後の世話人会は、選挙結果を踏まえて討議をすすめました。参院選の結果を受けたマスコミ各社の世論調査で何を最も重視したかの質問に「物価高対策・経済政策」が42.6%と最多。「年金・医療・介護」が12.3%、「子育て・少子化対策」が10.4%であり、「憲法改正」は5.6%でした。選挙後、改憲を本格的に進めるとした岸田政権ですが、国民が求めたのはいのち・暮らしを大切にした政治であることは明らかです。改憲に前向きな「改憲勢力」が3分の2以上の議席の獲得の結果を受け、「憲法改正を急ぐべきか」との問いに、「急ぐ必要はない」58.4% 「急ぐべき」37.5% でした。

市民と野党の共闘では、全国32の一人区のうち野党が勝利した選挙区は沖縄、青森、長野の3選挙区にとどまりました。自民党が比例区で議席減でも、全体の議席を増やした要因、維新の会の伸長を許した要因は主に野党共闘の後退」です。「自公政治を変える道は共闘共闘の重要性を逆の形で示すものになりました。長野選挙区で勝利した立憲民主党の杉尾秀哉氏の「共闘は間違っていない、自民に勝利した意義は大きい」の発言は貴重です。

選挙結果は、残念なことに与党の議席増となりましたが、自民党の絶対得票率(有権者全体の中での支持率)は僅か16.8 %です。(21総選挙では18.9 %) 与党の比例票は21年総選挙と比較し、260万近く減少しました全国革新懇の参議院選挙後の談話」←クリックしてご覧ください。

選挙後は、みなさんもご存知の通り、政治に関わる状況が急変していきました。安倍元首相の死去から6日後の7月14日に岸田首相が「国葬」を表明し、7月22日に927日の国葬実施が閣議決定されましたが、その後「国葬反対・評価しない」が国民の世論になりました。戦前の「国葬令」は失効し、「国葬」の法的根拠は一切ありません。国葬で安倍氏のみを特別扱いすることは、憲法14条(法の下の平等)に、弔意の強制は、憲法19条(思想及び良心の自由)に違反します。

 岸田政権は安倍政治を継承するとしていますが、憲法違反の安保法制の強行を始め、森友・加計・桜の疑惑の真相は解明されず、安倍元首相は国会で118回も虚偽答弁し、全く説明責任を果たしていません。多くの国民が真相究明を求めてきました。岸田政権は野党・国民の声に丁寧な説明もなく、826に国葬の2.5億円の支出を閣議決定。(その後批判を受け9月6日に16.6億円の概算総額を公表) 全額税金です!閣議決定のみで何でも決めてしまう姿勢に多くの批判の声が集中し、831日の首相記者会見で「閉会中審査に出席し、国民に説明する」と追い込まれました。

 823、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会から「国葬中止を求めるオンライン署名」(著名人17名が呼びかけ人)が提起され短期間で154,456人(93現在)の方が賛同されています。国葬中止署名クリックしてご覧ください。9月5日には同様の署名を募っていた2団体・1個人と4者で合同で会見し、怒りと抗議の声として延べ40万4258筆の署名(重複を除いても28万筆超)が内閣府に提出されました。831日には国会前の国葬反対集会に4,000人もの方が集まり、国葬反対の集会・スタンディングによる抗議全国で展開されています。

 「旧統一協会と自民党の関わりが説明不足」の世論は89.5%(共同通信)です。国葬は強行し、コロナ対策・物価高対策で何もしない岸田政権の支持率は急落しています。野党は憲法53条に基づき、818日に国会開催を求めていますが、岸田政権は何の対応もしていません。安倍・菅政権でも繰り返された憲法53条違反は許されません。国葬を始め旧統一協会と政治の癒着(その中心にいたのは安倍首相です)・オミクロン株に対応したコロナ対策・物価高対策などの重大課題を1日でも早く国会を開催し岸田首相自ら説明し、議論すべきです。国葬に関しての閉会中審査だけではなく、国会を開けと声を上げましょう!立憲野党が国会で再開した野党ヒヤリング・国対委員長会議等で、共闘して岸田政権に立ち向かっている事に期待するとともに、国会での岸田政権への追及を求めます。

【お知らせ】 是非ご一緒に参加されることを呼びかけます。 案内はこちら←クリックしてご覧ください。 919日 安倍元首相国葬反対、さよなら原発さよなら戦争大集会 於:代々木公園 13時~ (主催:総がかり実行委員会 さよなら原発・1000万人市民アクション実行委員会)

【賛同者のご意見を紹介します】

「損保のなかま」編集委員の方が、福田耕治さんの活動を投稿されました。こちらクリックしてご覧ください。今後もホームページで、職場革新懇賛同者の方々のご意見など発信していきたいと思います。