損保9条の会 第15回講演会
憲法を知り、自立した市民として、
それぞれが主体的に行動しよう
~ 今を生きる者としての責任を果たし誇りを持つ
11月23日(祝・金)王子駅北とぴあにて、伊藤塾塾長、日弁連憲法問題対策副本部長、9条の会世話人、弁護士・伊藤 真さんによる講演会「日本国憲法の価値を考える」が開催されました。会場一杯の156名、損保9条の会あいおいからも26名の参加でした。
● 憲法9条への自衛隊明記について安倍首相は「誇りをもって任務遂行してもらうため」と言っているがその目的は災害救助などではない、国民の負託により自衛隊を憲法上の組織に格上げして米国のために血を流すことを厭わない組織すること、にある。
● 22の地裁で闘われている「安保法制違憲訴訟」は立憲主義と民主主義を取り戻すため、司法のあり方を根底から問うもの、日本を再び戦争する国にしないための市民運動でもある。
● 現在の国民投票法は、最低投票率の定めなし、運動期間が短い、CM、資金規制もなく問題が多い。憲法改正の内容議論の前に手続き法を公平・公正にすべきではないか。
● アメリカ海兵隊の新兵訓練の目的は「人を殺せるようにすること」。アメリカ帰還兵の現実は、戦死者以上の戦死者、麻薬、犯罪、貧困、PTSD,うつ病による苦しみ。戦争
の悲惨な実態を知ること。
● 自民党の自衛隊明記案。後法(新法)優先の原則により9条1,2項が残っても、追加された「9条の2」が優先される。「必要な措置」という曖昧な要件が無制限に拡大解釈される危険がある。自衛隊が憲法上の国家機関となることで、強い民主的正当性が与えられてしまう。
● 日本国憲法の根本価値は憲法13条、個人の尊重と幸福追求権。個人としての尊厳と多様性を受け入れて共生できる社会をめざす。
● 今、私たちに必要なこと。この国をどんな国にしたいのか、私たちが覚悟を決めること。今を生きる者としての責任を果たし、誇りを持つ。憲法を知り、自立した市民としていまできること行動しよう。(NK)
詳しくは、損保9条の会あいおいのページでもご覧ください。
→「損保9条の会あいおい」
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