「さよなら自民党政治」の声を広げ、政治のいきづまりを転換しよう
衆議院選挙が10月15日公示、10月27日投開票で行われます。あいおい職場革新懇は、今年3月の総会で「裏金疑惑の解明を求め、いのちと暮らしを守る為に自民党政治をストップさせよう」の方針を確認し、運動をすすめてきました。10月13日世話人会を経て衆議院選挙に向けてみなさんに呼びかけます。
自民党政治のいきづまり
岸田前首相は「統一協会の問題や裏金事件で国民の不信を招いた、身を引く」と追いつめられ退陣しましたが、自民党総裁選では全候補が「裏金や統一協会の調査をしない」と発言し、同党の「信頼を取り戻す、生活を守る」は信用できないことがはっきりしました。石破新首相は、国民の求める争点を明らかにせずの党利党略の早期解散をしたことで、「手のひら返し、うそつき石破!」との批判が噴出しています。
この間も、「しんぶん赤旗」が石破首相の裏金をスクープし、上脇教授が刑事告発、自民党小泉選対委員長もパーティー券過少記載で刑事告発されています。また牧原法相の統一協会会合出席も明らかになりました。
石破首相は「経済政策は岸田政権を引き継ぐ」とし、物価高にまともな対策を打たない一方、反対の多いマイナ保険証に1兆1700億円の税金投入、また憲法9条への自衛隊明記を含む早期の改憲発議や「アジア版NATO」「核共有」と戦争する国づくりを主張するなど、予算委員会の審議があれば、様々な問題を追いつめることが出来たと思います。
市民と野党の共闘は生きている!
市民と野党の共闘がうまくいってないのでは?と心配されている方もいらっしゃると思います。私たちが3月の総会で講演をお願いした全国革新懇・東京革新懇代表世話人の五十嵐仁教授は、9月28日東京革新懇主催の「共闘の力で自民党政治サヨナラの大運動を」の学習交流会で、「立憲民主党の野田代表が共産党と政権を共にしない姿勢で戦争法の違憲部分をすぐには廃止できないと表明しているのは大きな問題であり、戦争法への反対は立憲民主党の立党の原点であり、野党共闘の出発点、そこに立ち返ることを求めたい」と言われました。
野田代表が共闘を求めた日本維新の会や国民民主党は改憲ありきの自民党補完勢力であり、市民が共闘出来る野党ではありません。共闘の運動をすすめる主体は市民です。9月28日の東京革新懇の学習交流会では、多くの地域革新懇より「地域の市民の要求が立憲野党を動かし、共闘が進んでいる」との報告がされました。
10月7日~8日に市民連合(安保法制の廃止立憲主義の回復を求める市民連合)は、野党3党1会派(立憲民主党・日本共産党・社会民主党・沖縄の風)へ要請書を渡し、総選挙勝利を目指し、ともに全力を上げることを確認し合いました。
【市民連合の要請項目】 1例として立憲民主党への要請文(←こちらをクリック)にて詳細をご覧ください。
市民の生活を守り、将来世代に繋げる政治の転換を
⑴ 憲法も国民生活も無視する軍拡は許さない
⑵ 物価高、燃料高騰、円安、不公平税制を放置せず、市民の生活を守る経済政策を行う
⑶ だれもが個人として尊重されるよう、ジェンダー平等・人権保障を実現する
⑷ 将来世代へ繋げるために、気候変動対策を強化し、エネルギー転換を推進する
⑸ 権力の私物化を止め、立憲主義に基づく公正で開かれた政治を行う
選挙は短期決戦です、いのちと暮らし最優先の新しい政権をつくるチャンスです。ご家族やお知り合いなどにお声を掛けていただいて、希望のもてる政治の実現のためにご一緒に頑張りましょう!