2020年11月29日日曜日

                         損保9条の会 第17回講演会

「コロナ問題が問いかける国民のための政治・経済の在り方」

 11月22日()王子北トピアにて,損保9条の会主催の講演会にコロナ禍のなか参加しました。メインは同志社大学大学院教授の浜矩子氏による「今、何をどう考え、どう見抜くか~下心政治の向こう側を目指して~」と題した講演です。


安倍政治のあと更にひどい、浜さんいわく「スカノミクス」
(中身がスカスカとハズレを意味するスカということ)所信表明では中身はなく携帯料金を下げる、不妊治療を充実させますなど「ショッピングリスト」を示すだけ。そして思想信条は「自助・共助・公助」と自己責任、自助第一主義を堂々と掲げる。

そしてどんな国にしたいのか(下心)はもう明らかですが、浜さんは異論排除、「21世紀版絶対王政」と名付けていました。

さらに「スカノミクス」経済は、中小企業や地銀や信用金庫を潰してまとめていく強大経済のための淘汰と集約をすすめようとしている。

そのために、「スカノミクスの目」監視社会~自分を批判するものを探す、「マイナンバー制度」を強力にすすめるためデジタル庁を作る、「同耳」盗聴もする、「同手」公助を必要とするものは切り捨てる。

こうした弱肉強食政治を乗り越え、「人の痛み、苦しみに涙する目、話を聴く耳、差しのべる手」を持ち、自助する力を持たない人を救済する徹底公助の世界、そのためには強者は奮闘し沢山税金を払って(税金は無償の愛だそうです)公助を確立する助け合い、つながりあう共生社会を作っていくために、今こそ「21世紀版市民革命の時」打倒ファッショノミクス!と呼び掛けられました。

 予算委員会での学術会議の任命拒否の説明は支離滅裂で質疑を20回も止めて答弁不能、官僚の差し出す共助の紙を見てしか答えられないなど情けない姿をさらしながらも、憲法審査会で国民投票法の強行採決を狙うなど、危険なベクトルは絶対に進めていく菅暴走政治を許してはならないとあらためて思いました。     (K.K)

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