2019年12月11日水曜日

   桜を見る会、説明なく、臨時国会幕引き許さない

   すべてを明らかにせよ!
    
     9日夜 官邸前で市民による抗議活動

朝日新聞は12月10日付朝刊38面で、参加者への取材を中心にした抗議活動の様子を詳しく報道しました。私と一緒に参加していた守屋真実さんが取材を受けました。

その記事の一部を紹介します。


【守屋真実さん】
東京都練馬区の放課後等デイサービス職員、守屋真実さん(61)は、野党議員からの開示請求のあった当日、内閣府の名簿が廃棄されていたことについて「政権のモラルの無さと、良心を失ってしまったかのような官僚の対応、それらを許してしまっている国民の無気力さが残念」と話した。

また同じ記事の中で、「立憲デモクラシ―の会」の西谷修氏(2019年10月26日損保9条の会講演会講演者)や東京大学教授(憲法)の石川健治氏の談話も掲載しています。

 朝日新聞38面はこちらをクリックしてご覧ください
  朝日新聞38面
                 (岡本 敏則)

2019年11月11日月曜日

第16回「総会」第33回「学習と対話」を開催しました

  
  8時間働けばまともに生活できる社会を!

長時間労働・ハラスメント・過労死のない、人間らしく働きたい!



 11月9日(土)全国教育文化会館・エデュカス東京で、21名参加のもとで開催されました。

第16回総会では、第15回総会以降の情勢,この1年間の主な取り組み、2020年の活動方針、会計報告、活動報告について承認されました。(議案全文は「総会・事務局」のページでご覧ください)。

2020年活動方針では、①安倍政権とその補完勢力主導による改憲の発議を許さない。
②「高プロ制度」の廃止、労働法制強化などを通じて、長時間労働・ハラスメント・過労死のない、仕事に誇りの持てる人間優先の職場を目指す。③衆院選に向けた「市民と野党共闘」に職場革新懇としての参画を前進させる、などについて議論が深められました。
 また、7年ぶりに新たな世話人1名が選出されました。

第33回「学習と対話」は、「長時間労働・ハラスメント・過労死のない、人間優先の職場づくりのために、私たちにできること何か」をテーマに行われました。

*最初に、東京法律事務所の弁護士・加藤健次さんから「過労(自)死をなくし、8時間働けばまともに生活できる社会を」と題する「講義」が行われました。(レジュメはこちらをクリックしご覧ください加藤健次さんレジュメ
【加藤健次さん】
・安倍政権の「世界で一番企業が活躍しやすい国づくり」は、長時間労働、健康破壊、非正規雇用、最低賃金と地域格差など、国際的にみて異常な労働実態を作り出した。
・「高度プロフェショナル制度」の導入など、労働者の「自発性」、「裁量性」、「時間でなく成果で」という論理で労働者保護法制を解体してきている。
・労働時間規制は人間の生活リズムを守るうえでの生命線。全国一律最賃制、公正な税制・安心して暮らせる社会保障制度確立による生活の確保を。
・残業の上限規制、インターバル規制など職場での取り組みが重要。同時に「人間らしいまともな労働」の実現を目指すOBや市民による社会的な運動が必要となっている。

【渡辺しのぶさん】
*続いて、OBや市民としてどのような行動ができるかについて参加者による「討議」。冒頭、東京過労死家族の会代表、厚生省の「過労死等防止対策推進協議会の委員でもある渡辺しのぶさんから、毎年11月の厚生省による「過労死等防止啓発月間」の取り組みやこれからの方針について提起。参加者からは、現役の人や家族の人たちにどのような方法でメッセージを届けることができるか、市民と野党共闘の共通政策に過労死問題がまだ十分に明示されていない、投票率が50%を切る中でこれなら世の中を変えることが出来るという政権構想を示すことが出来るのか、など悩みとこれからの決意が表明されました。
 すでに世話人会で討議されている「共通政策案」をベースに、これからの活動方針を改めて固めていくことが確認されました。(共通政策案、こちらをクリックしてご覧ください→あいおい革新懇共通政策案

■ 当日、東京革新懇の今井事務局長からメッセージが届きました。全文はこちらをクリックしてご覧ください→東京革新懇からのメッセージ             (NK)



2019年11月1日金曜日

 10・26 損保9条の会 生保9条の会 合同講演会
  
   9条は平和への誓い

西谷 修氏の「戦争化する世界と非戦の思想」の講演会に参加して
               
               福江 幹雄



 世界戦争(第一次世界大戦・第2次世界大戦)で、人と人とが殺し合う無残な戦争、アウシュヴィッツの虐殺や広島・長崎の原爆投下による無差別殺人を始めとする無意味な戦いはもうやめよう。

戦争の惨禍を味わった多くの人々が、二度と過ちをおかさないためにも、戦争の要因となった経済封鎖による不景気や高い失業率など防ぐために、ILOの宣言や国連をつくり、平和を希求する戦勝国の知識人が中心となり、日本国憲法をつくった。ことに第九条は「世界戦争後の戦後秩序の要石である」とのお話を、深く心に刻みました。

「世界戦争後、本当に戦争をやめよう」という人たちがつくった、「民主主義、人権、非戦」の日本国憲法は、国民の大多数から圧倒的な支持を受けた憲法であり、大切に守っていかなければならないとの決意を新たにするとともに、誌上をおかりして「九条を守る会」のお世話をいただいている人たちに感謝したいと思います。

ついでながら、西谷氏が「戦争化する世界と非戦の思想」について、講演するきっかけは、NHKの「100de名著」に出演が契機とのこと。このような番組があったことを教えていただいたことは、講演会に参加した何よりのお土産になりました。

(会場は358名の参加でほぼ満席、あいおい損保からも22名を超える人々が駆け付けました。)
         

2019年10月8日火曜日


   10月6日 全労連全国一般定期大会

労働者は労働組合に結集し、要求で団結することによって力を発揮することが出来る 

●冒頭の話より
労働組合の加入率は全労働者の僅か18%!大企業の労働者1200万人のうち正社員は800万人。正社員の組合は御用組合。年収が200万円に充たない労働者は1100万人。格差と貧困は 国が政策的に不安定雇用を拡大し地域別最低賃金で貧困を固定化。非正規労働者が団結権を奪われ権利を発揮出来ない事にある。全国一律最低賃金制度の確立は生活改善に重要である。

●今回の大会は 1、職場の問題をアンケートで掴み、 2、それを基に対話(職場会)し纏め3、ニュースを発行して職場の理解を得て会社と交渉している組合(PUC分会、アデランス分会等)は仲間が増えていくが、活動していない組合は老齢化弱体し、今のままでは組合が無くなる事が明らかになった。
 組合が無くなったらどうしますか?という大変な事を考え、職場の声を取り上げ仲間を増やす努力をして下さい。
組合は助けて貰うところではない。一緒に戦うところです。会社に苛められ組合に駆け込んで助けて貰うと組合を止めるのでは未来への展望が無くなる。

●各争議団の戦いの教訓でも、職場に戦いの理解が伝わり仲間が増える組織は良い回答が得られるが、都労委や裁判で勝っても職場に戦いの理解が広まらない(白梅分会等)と実質的な良い回答が得られない事もハッキリとした。

PUC分会は正社員と同じ仕事をしている専任社員の賃金が60%になる事に専任社員との対話を深め会社と戦いを挑み交渉し基本給と退職金を正社員と同じにさせた。専任社員38名が組合加入した。
 アデランス分会は一人一人の要求を掴み戦う中で第二組合を抜けて加盟してくる組合員を大幅に迎え入れた。ボイントはアンケート、ニュース、対話です。

●今年度の戦いの重要な課題は全国一律最低賃金制度の確立です。時給は1500(月収24万円)にしていく。この制度施行には中小企業に支援が必須です。これで日本の何処に居ても最低の生活を守れる。
しかし受験戦争を潜り抜けた新入社員は学費のローンの支払い等ある人が多く消費税も10%。楽ではない。

●組合員は学習し仲間にも理解して貰えるようにして、会社との交渉に勝つようにしなくてはならない。(会社は市場は冷えていて、賃上げ出来ないが頑張ってくれと云って来たらどうする?水道の民営化についてもただ反対では解らない。何故民営化がダメなのか学習しなくてはならない。西欧では20年前に民営化し水質は悪くなり水道料金も高くなった。失敗したのだ)

7時間に及ぶ大会でしたので、まだまだ有りますが最後に次の言葉で締めくくります。
労働者は労働組合に結集し要求で団結することによって力を発揮出来る。内藤正則)

2019年10月6日日曜日

 「革新懇ニュース」第90号を発行しました
          (2019年10月7日付)
【主な記事】
*第16回「総会」第33回「学習と対話」を開催いたします。
  11月9日(土)全国教育文化会館 エデュカス東京
*長時間労働・ハラスメント・過労死のない
  仕事に誇り、人間優先の職場めざして「学習と対話」
   ~弁護士・加藤健次さんの提起と討議
*再認識した過労死の無念さ、悲しみ、苦しみ
*職場で懸命に働く人たちに心をよせながら
*現役とOBが持ち場、持ち場で役割を
*OBとして、市民のひとりとして、できることは
*「職場を変える」「地域を変える」「政治を変える」次の衆院選が正念場
*市民との政策協定に基づく野党連合政権の実現を
*季節の俳句

「革新懇ニュース」全文はこちらでご覧ください
 クリック→ 「革新懇ニュース」90号(1面2面)

2019年9月23日月曜日


    9・19 全労連、東京地評 争議支援総行動

全ての争議の早期解決を
      憲法を職場に活かそう
 
  非正規社員社員の低賃金と社員並みの労働の押し付け、組合つぶしのための組合員への賃金差別などと闘っている、8ヶ所の職場の人たちを支援する総行動、に参加しました。
 人間を働く機械のように利用する時代になっている。労働基準法等守らない。働き方改革は首切りも金払えば自由。8時間労働等は関係ない。残業手当もゼロにしていく。
 恐ろしい時代だかマスコミは安倍政権に忖度して選挙の報道すらあまりしない。諦めずに、力は無いが無力ではないと考え行動していきます。

 ●オートバックス
 オートバックスフランチャイズ企業のファナスの田島さんは非正規労働者として13年間オートバックスに尽くして来ました。正規労働者と同じ仕事をして常に売上ランクは上位、1位になった事も何度もある。しかし正規労働者に付与される達成手当てはつかず、昇給も無い、休職規定も無い。
 これは非正規労働者への不合理な差別を禁止する労働契約法20条違反です。組合に加入していた田島さんは会社に改善を要求しましたが拒否された。しかも全社員が参加する朝礼からも排除される等パワハラ(実質的な退職強要)を受けて精神的過労の診断され休職を余儀なくされた。会社は休職ではなく欠勤が続くとして解雇したのです。
●法務省(法務局乙号事務員の労働者)
 乙号事務は証明書発行業務で知識と経験が必要。誰にでも出来る仕事ではない。2006年より競争入札(市場化テスト)が実施されてから低賃金、過重労働等が明らかになった。安く使うが仕事は正規労働者並みに求める。組合は経験年数で応じた熟練賃金の設定や時給1300円、月給23万円を最低保障する要求をしている。競争入札が繰り返されるなか低価格入札が激化し低賃金と公共サービスの低下になっている。
 日本の公務員の人事は人事院が勧告していたが安倍首相になってから内閣が人事を握った。公務員の政権への忖度が浮き彫りになった森友、加計問題をみても働き方改革の出鱈目さをみてもハッキリとしている。さらに問題なのは省庁の中で競争入札しているのは法務省だけなのだ法務省が非正規労働者を使わないと決断すればすぐ決まる問題だ。
 抗議要請団の要請書を今まで受け取っていたのに、今日は要請団を建物入口で警備員に止めさせ受け取り拒否した。最終的には抗議して事務員が取りに来た。しかし門前での受け取りしようとした!日本の法律を守る元がこれでは情けない。
●日本IBM
 従業員の賃金を一方的に減額し、反論すると退職強要。会社にモノ言う人を排除。奴隷のように働かせる。このパワハラ賃下げに今年は18名が裁判で戦っている。昨年までもパワハラ賃下げに戦い会社に是正させてきたが、会社は懲りない。今年は全社員の賃下げをしてきた。

●明治乳業の組合つぶしなんと34年の戦い
 事件の発端は34年前に会社が3分の1の人員削減を提案。反対した組合員を余剰人員としてどぶさらい等の仕事をさせて年間97万円の大幅の賃金格差(差別)をしてきた。この理由は組合員を昇格、昇号させない事が結論にある。さらに意図的に最低のD査定にして昇給させない。中央労働委員会命令は、長期化し深刻化した紛争を早急に解決する事が求められる。当事者双方が全面的解決をめざすべきですとなっている。
(しかし今まで戦った組合員は立派ですが、会社の恐ろしさが解る。私は、数年前にこの事件を知ってから明治乳業の製品は買いません)
JAL20101231日の組合員165名の不当解雇事件
 昨年5月に赤坂社長は出来るだけ早く解決したいと回答。植木会長は今年の株式総会で組合の要求に特化した協議で誠心誠意話し合うと約束していたが、今日まで誰も復職していない。JALの別会社を紹介されやむ無しと応諾したが誰も採用しない。抗議行動せざるを得ない。会社はどうする気なのか?(KLM航空は非正規労働者は5年で雇い止め。社員にしない為で現在裁判中。)
●郵政省の非正規(契約社員)差別事件
 郵政の契約社員の賞与はフルタイムの勤務実績でも月額基本給の6割程度(正規労働者は契約社員の10倍の賞与)。退職金も無し。正社員と同様の働き方をしているのにこの格差は納得出来ません。郵政では非正規が48%になった。
 東京高裁と大阪高裁で一部の手当や休暇が正社員との不合理な格差ありとして日本郵政に損害賠償を命じた。組合は高裁で認められなかったものや不十分な判決内容を是正するため最高裁で戦っている。(内藤 正則)

2019年8月31日土曜日

         損保9条の会あいおい

ニュースレターNO3を発行しました

 損保9条の会あいおいは、10月26日(土)北とぴあ、で開催予定の「損保9条の会・生保9条の会合同講演会」を前に、ニュースレターNO3を発行しました。
 
合同講演会は、東京外国語大学名誉教授・立憲デモクラシ―の会呼びかけ人の西谷 修さんによる「戦争化する世界と非戦の思想」です。アクセスその他詳しくは、右サイド上段の画像をクリック、拡大してご確認ください。
 
ニュースレター2面には、発見から50年が経過した「五日市憲法草案の源流を訪ねて」を掲載しています。保存されていた深澤家屋敷跡の土蔵内部の様子など、リアルなレポートとなっています。
 
ニュースレター(1面2面)はこちらをクリックしてご覧ください。
      → 損保9条の会あいおいニュースレターNO3

2019年7月23日火曜日

         2019年参院選結果

市民と野党の共闘
  衆院選に向けて更なる進化を
        市民連合が声明


 今回の参議院選挙では、投票率が24年ぶりに50%を割りました。これは日本の民主政治にとって、深刻な問題です。政治に対するあきらめや無力感を克服することは、党派を超えた課題です。この選挙では、多くの地域で市民と野党の共闘が実現しました。そして、32の1人区で10議席を獲得できました。また、改憲勢力の3分の2を打破することができました。自民党が現有議席を確保できず、参議院における単独過半数を失ったことにかんがみても、憲法改正を訴えた安倍晋三首相の路線が否定されたということができます。これは、日本の立憲主義と民主主義について危機感を燃やした市民と野党の頑張りの賜物です。この選挙に取り組んだすべての市民の努力に心から感謝したいと思います。
 残念ながら、安倍政権はさらに継続することとなりました。憲法改正の動きは一応頓挫しましたが、安倍自民党はこれから様々な形で憲法改正にむけた揺さぶりをかけてくることが予想されます。私たちは、引き続き立憲主義と平和国家を守るために運動を続けなければなりません。
 この参議院選挙で野党共闘が一定の成果を上げたことをふまえ、次の衆議院総選挙に向けたさらなる協力を作り出すことが求められます。政権構想の深化と選挙協力体制の構築のために、市民と野党の対話、協力を続けていきたいと考えます。

2019年7月22日
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

2019年7月4日木曜日

   2019年参院選 本日公示 21日投開票

市民と立憲野党、共通政策の実現により
  職場を変える!社会を変える!
 32一人区の野党統一候補、全員の勝利を!

 7月4日、2019年参議院選挙が公示されました。今、官邸や霞が関では、嘘をつく、誤魔化す、改ざんする、隠す、無かったことにする、責任をとらない、そして何よりも市民や生活者にリスペクトできない、異常な事態が続いています。社会が壊れつつあります。
5月29日、市民連合と立憲民主・国民民主・共産・社民党の立憲野党は、過労死を促進する高度プロフェショナル制度の廃止、憲法違反の安保法制廃止、生活者重視の経済・社会保障政策、消費増税中止、辺野古新基地工事中止など13項目にわたる共通政策に調印しました。
共通政策に基づき、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、栃木、群馬、山梨、新潟、富山、石川、福井、長野、岐阜、三重、滋賀、奈良、和歌山、鳥取・島根、岡山、山口、徳島・高知、香川、愛媛、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の32の一人区すべてで野党統一候補の勝利を目指します。

立憲野党4党の「参院選公約」記者会見の模様です。政策全文のPDFファイルは、「市民と野党」のページでご覧ください。 「市民と野党との共闘」

【立憲民主党・立憲ビジョン2019】
【国民民主党・家計第一】
【日本共産党・希望と安心の日本】
【社民党・憲法を活かす】





2019年5月21日火曜日

     全国革新懇 第39回総会に203人が参加

  本気の市民と野党共闘で、
     希望ある政治の実現を!
5月18日(土)東京・学士会館で、47都道府県・15団体から203名の参加のもとで開催されました。特別決議「安倍政治を終わらせ、希望ある政治へ『市民と野党の力』を発揮し、参院選を必ず勝利しよう」を採択しました。
 
発言する 戸塚祐子さん
賛同団体、各地区革新懇からの発言者21人のひとりとして、「あいおい損保職場革新懇」の戸塚 祐子世話人から、2月15日にあいおい損保・西武鉄道・全日空の3職場革新懇の主催した集い「命と平和が宝」を紹介しながら、「過労死ゼロ社会を目指す、職場革新懇の課題」について発言しました(NK)

発言要旨はこちらをクリックしてご覧ください。
過労死ゼロを目指す職場革新懇の課題

「動画」はこちらから。

2019年5月10日金曜日

     許すな!安倍改憲発議! 2019年憲法集会
   平和といのちと人権を!
オープニング(獄友イノセンスバンド)
5月3日、東京有明防災公園で2019年憲法集会が開催されました。集会には昨年を上回る65000人が参加しました。司会は講談師の神田香織さん。
集会の主催者、市民連合共同代表・高田健さんの挨拶に続き、音楽評論家の湯川れい子さんは「みんなで歌い踊れるところに戦争はない」、沖縄県民投票を主導した元山仁士郎さん、安倍首相と同じ1954月年生まれの元NHKプロデューサーの永田浩三さんは「同学年の安倍君、大事な憲法をいじるのはやめて、おとなしく身を引きなさい!」因みに前川喜平さん、志位和夫さん、神田香織さんも同学年とか。他多数の人からメッセージ。
 政党からは、立憲民主・枝野代表、国民民主・玉木代表、共産・志位委員長、社民・又市党首から「決意」が表明されました。
 
会場にたなびく「損保9条の会」の幟です。私たち三多摩健康友の会・国分寺支部も大型バス一台をチャーターし、国立駅南口から、50人ほどで参加しました(清水 正義)

2019年4月30日火曜日

  「革新懇ニュース」89号を発行しました
            (2019年5月3日付)
【主な記事】

* 「世界に恥じない」平和といのちを守る日本を
     ~「生かされたいのち」を生きる~
                 跡部 浩一
  元千代田火災海上出身 
 認定・非営利活動法人リブ・フォー・ライフ美奈子基金
                  理事兼事務局長
* 過労死のない社会、それが私たちの願いです
                 渡辺 しのぶさん
東京過労死を考える家族の会・全国過労死遺児交流会代表

~2月15日 あいおい損保・西武・全日空職場革新懇主催
「命と平和が宝」を開催しました。
* 7月の参院選で政治の転換を
 市民と野党共闘に向けた、市民連合の政策協定案骨子
* 季節の俳句
* QRコードのご案内(ホームページ)
        月間Web新聞「損保のなかま」
        あいおい損保革新懇

全文をご覧ください
 こちらをクリックしてください→ 
           「革新懇ニュース」89号1面2面
バックナンバーはこちらから→
              「革新懇ニュース」



2019年3月22日金曜日

       3月21日 さよなら原発大集会
野党共闘で安倍政権にさよなら!

3月21日(祝)代々木公園、1万人が結集しました。落合恵子さんほか各界からの心に残るスピーチの一部です。

●小泉、細川、菅、野田などの歴代首相は原発廃止なのに、安倍は?
沖縄県民の70%以上が新基地反対だが、安倍は県民の思いに寄り添って?新基地建設を進める。
 40年経った東海第二原発も規制委員会が事故が起きないと言えないと言っているのに再稼働。福島県の3000台の放射能測定器の2400台を無くす計画。溜まり続ける汚染水を海に流す計画もある。タンクは限界というがタンクを造れば良い!この汚染水説明会に出席した44名の内42名が海に流す計画に反対している。
 安倍政権は森友、加計など友人に金をバラマキしたり統計の不正。賃上げもしていないのに統計ゴマカシ。
●沖縄の人の話。ジュゴンを殺し翁長知事を殺した!基地が無いと沖縄は生きられないと嘘を言い続ける政権。沖縄は何も悪いことをしていない。私はさよなら日本と言いたい。
●いわき市民の話。親は子供に本当に食べさせて良いのか、ここで遊ばせて良いのか心配。原発から30キロ離れているが東電も国も考えてくれない。道路一本で避難区域と避難区域外の差別されている。理解できない。
 野党が昨年3月に原発ゼロ法案を衆議院に提出したが自民公明等に審議拒否されていて、今年7月参議院選挙が衆参同時選挙になると一度も審議されずに廃案になってしまう。                (内藤 正則)

立憲・共産・自由・社民党共同提出の「原発ゼロ」法案(概要) クリックしてご覧ください。
 

2019年2月19日火曜日

  あいおい損保・西武・全日空職場革新懇主催
  「命と平和が宝」~みんなで考える

2月15日(金)東京豊島区大塚のラパスホールで、「労働者の命と生活の安全が守られてこそ、企業の社会的責任が発揮できる」第二弾として、3職場革新懇共同の集いを開催しました。さまざまな分野から60名を超える参加でした。

◆ 過労死のない社会、それが私たちの願いです
 東京過労死を考える家族の会 過労死遺児交流会 代表
                 渡辺 しのぶさん
・2000年6月、電機メーカーに勤務していた夫(40歳)を突然、過労死(脳溢血)で亡くしました。
・夫は大学では、水力・火力・原子力に頼らない新エネルギー発電の研究をしていました。技術者として電機メーカーに就職、会社では新しい発電技術をアメリカから導入するための日本では初めてのプロジェクトに従事していました。
・朝6時半の家を出て、夜10時半まで会社、帰りは終電、帰宅は日付が変わってから。土曜も出勤、日曜日もパワーポイントなど翌日のための資料作り。一週間当たりの残業時間は30,45時間、いくら働いても仕事が終わらないのでした。
.その日は出張で直帰で自宅に戻りました。3歳と10歳の娘に絵本を読んでいるとき突然意識を失いました。救急車を呼ぶも手遅れでした。私に代わって救急に連絡した長女は「もっと早く救急車を呼べば・・」と自分を責め、しばらく不登校になりました。
・会社の上司に「これだけ働いていたので過労死ですよね」と聞きました。「みんな、同じように働いています。ご主人だけ亡くなったのです」「弁護士とも相談したが過労死ではありません」これが会社の回答でした。え!夫が悪いというの?あれだけ頑張って働いていたのに。とても許せませんでした。
・しかし、労災の申請、認定のための手続きにはたくさんの労苦が伴います。働きすぎが原因で亡くなったときは、遺族が申請することになりますが、労働実態や労働時間を調べることがとても難しいのです。「裁量労働」制のため会社に労働時間の記録もないのです。したがって労災申請もできない人がたくさんいます。
・労災認定されても亡くなった人は戻ってきません。母子家庭となります。労災と認められるまでの労力により病気になったり、うつ病になったり。何よりも残された子供が過労死をなかなか受け入れられない、不登校、家庭内暴力など「過労死遺児」たちに与える問題は深刻です。
・厚労省の「過労死白書」での脳・心臓疾患による労災件数、精神疾患による労災件数ともに増加傾向にあります。特に近年は若い人の労災被災者が増加しています。長時間労働・パワハラ・モラハラで身体も心も壊れているのです。
・先の「働き方改革」の国会では、政府の企画業務型裁量労働制の対象業務の追加法案は取り下げさせましたが、さらに過労死を招く「高度プロフェショナル制度」は2019年4月施行となりました。
・過労死は人災です。家族会はこれまで、衆参公聴会での発言、官邸前座り込み、国会前行動など様々な反対行動を行ってきています。過労死のない社会、それが私たちの願いです。「過労死遺児」を二度と出してはなりません。

・皆さんからのお問い合わせはぜひお近くの家族の会にお寄せください。
  東京過労死を考える家族の会(東京駿河台法律事務所 03-3234-9143)
  神奈川過労死を考える家族の会(神奈川総合法律事務所 045-222-4401)
  過労死家族の会ホームページ → 全国過労死家族の会  

講演で使用されたパワーポイントは、こちらでご覧になれます。
 こちらをクリックしてください → パワーポイント 16コマ

◆ "人権を大事にするコスタリカ”昭和歌謡にのせて
  ~ 楽団ひとり さん (元第一勧銀支店長 海外拠点要職歴任)
アメイジング・グレイスから始まった冒頭のミニコンサート、ダニーボーイ、アベマリアなどなんとも言えない心地よいものでした。川田正子の歌った「里の秋」、きれいな童謡と思っていたが、戦争に出た父の帰りをただひたすら待ち続ける悲しみの歌であったと、目にうろこでした。
・軍隊を持たず、「平和」の先進国として、世界で唯一の非武装・永世中立を守り抜いている真の人権尊重国家、コスタリカを何度も訪れている楽団ひとりさん、活動の幅が実に広い。
・安倍首相が「2020年までに、憲法に自衛隊明記する」と述べているのに対し、自衛隊は憲法違反であり「2020年まで自衛隊を廃止する」という楽団ひとりさん、活動に裏打ちされた説得力が感じられる。
・戦争による女の哀しみを唄った「星の流れに」と淡谷のりこにまつわるエピソードも興味深く、橋幸夫の「潮来笠」ではつい一緒に口ずさんでしまった。

◆ 未来に広がる人々との繋がり

会場には、コスタリカの会、合唱団この灯、世田谷六町の会、人間講座、戦場体験を受け継ぐということ(高文研)著者の遠藤美幸さんなど、いろいろな分野からの参加がありました。それぞれの想いや願いを幅広いひとびとと共有し、その実現のために一歩踏み出していくことの大切さを実感することができた「宝となるつどい」となりました。(NK)

詳しくは「損保9条の会あいおい」のページでご覧ください。
こちらをクリックしてください → 損保9条の会あいおい

2019年2月4日月曜日

  「革新懇ニュース」88号を発行しました
               (2019年2月5日付)
【主な記事】

* 「藤沢宿」伝承活動のルーツは・・・。
           高野文夫さん(元千代田火災)
* 季節の俳句
    國弘征郎さん、小山章司さん、相良曻克さん、
    佐久間眞城さん、永島 忠さん、野村純子さん、
    藤原義弘さん、両角高三さん、戸塚祐子さん
*   過労死ゼロ社会をめざして
         3職場革新懇主催 「命と平和が宝」
    間もなく開催 ぜひ ご参加ください

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2019年1月25日金曜日

     70周年記念 日本のうたごえ祭典
 
 響け!平和のうたごえ 高らかに


 いのちをうたおう!こころをうたおう!70周年日本のうたごえ祭典が、1月18日~20日東京・神奈川で開催されました。あいおいからは12名、メイン会場のとどろきアリーナには全国から延べ1万人が参加。私は1日目の合唱発表会・2日目のヒュウーマンフェスタに「私は築地の女将です」の歌とスピーチで出演しました。
 広い会場の天井中央には大型のスクリーン。四方向どこからも字幕付きのライブ映像が見え、元NHKアナウンサーの村上信夫さんの司会で繰り広げられたフェスタは、感動的なステージが展開されました。
 開幕は差別もヘイトスピーチも許さないと地元川崎から在日コリアン一世のハルモニたち。愛しい子どもたちを戦場に送るまいと800名の女性のうたごえ。不当解雇や労働差別と闘う仲間700名のスクラムステージ。青年・障害者・高齢者・在日韓国・中国・・他多くの皆さんがそれぞれの願いや思いを歌い上げました。
 後半ピースフェスタでは"戦争反対” ”基地はいらない” ”原発ゼロの未来へ” 全国から基地と原発をなくせと闘う仲間も大結集。沖縄からは稲嶺元名護市長が駆け付け、沖縄を返せ、の大合唱。
 核も戦争もない世界へ!沢山の勇気と元気を分かち合い、70周年うたごえ祭典を堪能しました。(坪井 良子)